当団について



・・・調布市青少年吹奏楽団は、音楽好きの18才の青年2人を中心としたグロリアバンドの6名と、岩崎先生の教え子の上ノ原小学校OB6名とで発足した。初めから社会人と中学生という年齢の幅が大きかった。それが音楽を通じてみごとに統一された集団になり、兄が弟を思うように、弟が兄を慕うように、素晴らしい雰囲気を持った楽団ができあがったのである。
 団員はまず、ハーモニーの大切さを岩崎先生から教えられた。これは音楽のみならず人間社会にとってもしかり、ということである。編成が小さいため、先生の編曲が続いた。合同練習の楽しさ、素晴らしさ、みんな夢中だった。この編曲された7、8曲のレパートリーを持って、驚くべきことに、発足したその年の夏休みに巡回演奏会が開始されたのである。・・・(当団10年史より)

 調布市青少年吹奏楽団は昭和35年8月、このように誕生した日本でも有数の歴史のある吹奏楽団です。楽団の創始者であり初代団長の岩崎弘先生が小学校の音楽教師であったこと、また中学生・高校生の団員が多かったことから、調布市から「社会教育団体」として支援をいただき活動しておりますが、市が運営する団体ではありません。当団は地域社会に密着した団体であるため、児童館や団地などでの屋外での演奏が多いことと、市や地域の行事(式典など)での演奏も多いことが活動の特徴です。